好きだった…

なんて、言わないでよ。







好きだ

って、またあの自信に満ちた笑顔で…言って欲しいよ。







涙が流れて視界がぼやける。







私…

これから、どうしたらいいの?

当麻くんがいない日常なんて、もう考えられないよ。





殴らてもまだ…好きだなんて

やっぱりイバラの道を行くバカだよね。






あんな危険な男、他にいないよ?





何で好きなの?




自分に問いかけても…

コタエなんて出ない。





だって、

忘れられない。





目を閉じると、

出てくるのは

…いつもの、挑発的だけど優しい当麻くん。






こんな気持ちを

当麻くんも

ずっと抱えていたんだね。