「当麻くんが…お財布交換しようって言うから交換したんだ。

そしたら中からね、ポイントカードがたくさん出て来て…」

ダメだ。

苦しいよ…。





これ以上、話せない。






「ポイントカード?それがどーかした。まさか、風俗のポイントカード出て来たとかっ!?」

「ちっ…違うよぉ。ちょっともぉ、月ちゃんふざけてるでしょー」


私の変化に気付いたのか、月ちゃんは私がどん底まで落ちないように、途中で少しアゲてくれた。

「何か見つけたんだ?」

「…うん」

さすが鋭い月ちゃんは、私が自分で言う前に、言い当ててくれる。

「そりゃー、絹川当麻だもん。色々ナイ方がヘンなんだよ?毎日暴れて、本当に大変だったんだから。

女の一人や二人…。特定の彼女もいなかったみたいだし、やりたい放題だったんじゃない?」

や…りたい放題。

それもまた落ち込むけど。