「当麻くん、このお財布の中に・・・何か大切な物、入れてなかった?」
私がそう言うと、当麻くんは顔をしかめる。
「大切なもんって、何だよ…」
やっぱり全然覚えてないんだ、あのプリクラの事。
私と知り合うずっと前から、当麻くんのお財布に入ってたんだよね。
肌身離さず一緒にいたかったっていう意識の表れ?
自分で入れたんじゃなく、彼女が入れたのかもしれないけど。
私が黙っていると、当麻くんは私の手から財布をひったくった。
「勿体ぶんなよ、何も入っちゃねーし」
そう言って、財布を開いた瞬間
何かを思い出したように、
当麻くんの手が止まる。
そして、財布を閉じてしまった。
あぁ、きっと。今、思い出したんだ。
じゃあやっぱり、これを入れたのは当麻くん本人なんだよね?
昔の事はとやかく言いたくないけど、隠されると
まだ好きなのかなとかって、不安になる。
私がそう言うと、当麻くんは顔をしかめる。
「大切なもんって、何だよ…」
やっぱり全然覚えてないんだ、あのプリクラの事。
私と知り合うずっと前から、当麻くんのお財布に入ってたんだよね。
肌身離さず一緒にいたかったっていう意識の表れ?
自分で入れたんじゃなく、彼女が入れたのかもしれないけど。
私が黙っていると、当麻くんは私の手から財布をひったくった。
「勿体ぶんなよ、何も入っちゃねーし」
そう言って、財布を開いた瞬間
何かを思い出したように、
当麻くんの手が止まる。
そして、財布を閉じてしまった。
あぁ、きっと。今、思い出したんだ。
じゃあやっぱり、これを入れたのは当麻くん本人なんだよね?
昔の事はとやかく言いたくないけど、隠されると
まだ好きなのかなとかって、不安になる。


