当麻くん…。

私、どうしたらいい?




中途半端な情報ばかりで

…苦しいよ。




忘れるなって言われても、もう聞いちゃったもん。

こうなったら…全部聞き出すしかない?

マトモに話してくれるかな。





病室に戻ってしまった当麻くんを追いかけたくて足を進めたものの

ベッドでふて寝してしまった当麻くんに、声をかける事はできなかった。






諦めて、

鶴くんの待つロビーへ下りる事にした。









「鶴くん!ごめんね、遅くなって…」

「全然大丈夫さ~。それより絹川くんヘーキだった?

さっき下りてきた先輩たちがさ…何か物騒な話してたから」

天ちゃん先輩たちだよね。

「…物騒な話って?」

「明日…また相手ん所に仕返しに行くって」

「仕返しぃ?もぉ…当麻くんケガしてるのに、何で懲りないんだろ。ケガ人続出だよね」

「だね。病室空いてないっつの」

いや、そーいう問題じゃなくて。




あれ。

そういえば、さっき天ちゃん先輩

明日来なくていい…って

当麻くんに言ってたよね?