恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

「当麻が手ぇ出したオレの女…、当麻とヤッたんだぜ?しかも、愛なんかねぇのに」

…何で?






どうしてそういう事を…

私に話すのぉ?






そんな話…天ちゃん先輩からなんて、聞きたくないよ。

思わず…

手が出てしまった。






バチッ

と、いい音が辺りに響き渡る。







「ってぇな…。やる気かよ?」

「きゃっ…」

天ちゃん先輩が手を振り上げた時、その腕を掴まえる、別々の手が見えた。






「天…いー加減にしろって。…今の分、オレ殴れよ」

あぁ…。

いつから…見られてたんだろう。




天ちゃん先輩の後ろには、やりきれない表情の

当麻くんが立っていた。