恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

「オレがいない間に手ぇ出したら…鶴、二度と表出れねぇツラにしてやるから」

「は…はっ、はいっ。誓いますっ」

あ~あ。何でこんな主従関係なんだか…。同級生なのに。

あ、違ったんだ。当麻くんは、年上だった。

クスッと笑うと、今度は当麻くんの視線が私に注がれる。

「笑うな。何かあったら、さやも同罪。二人共、潰すから」

え、嘘っ。私も!?

驚いてると、当麻くんは松葉杖をポイ捨てし、片足ケンケンで私の前までやってくる。

「きゃあっ!」




当麻くんは、みんながいる前で

いきなり正面から抱きついてきた。




「逃がさねーつったじゃん。オレが飽きるまで、そばにいろよ」

当麻くんは、顔を寄せると目を細める。

「やだ…そんな言い方しないでよぉ。…いつか、飽きるんだ?」

「そーだな。いつまでも、ヤらせてくんなかったら、確実に飽きる」

「え?嘘ぉ…」

「マジです」



当麻くんはイタズラっぽく微笑むと、私から腕を外す。

そんなぁ…。

ひどい。