恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

「うん…探しとくね。当麻くんはシンプルなのが好き?」

「ん?さやが選んでくれたやつなら何でも」

「わかった。じゃあ…退院したら、一緒に買いに行こうね」

「おー。それまで、何かさやのもん…持っててーな」

「私の物?…当麻くんって意外と寂しがり屋なんだね。ふふっ、かわい~」

「バカにすんなよ。何でだろな…、さやを独占してー。抱いてねぇから不安になんのかな」

「…えっ?」

「決まり。退院した日にエッチしよーな。だったら、しばらく大人しくしてっから」

「ば…バカ~っ!何言ってんのぉ」

「マジなんだけど」

当麻くんはニヤニヤして横から私をギュッと抱きしめる。

「もぉ…」

「さやの全部が知りたいから。な、いーだろ?気の強いトコも、優しいトコも、全部…愛してる」

「…んっ」

耳元で囁かれ、体がゾクッとする。

「ここが病院じゃなかったら、絶好のシチュエーションなのにな。あ~残念」

ニヤニヤしながら、私から体を離す。

やだ…

ドキドキが止まらないよ。