恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

「何やってるの?そんな事したら余計退院できないよっ」

慌てて当麻くんの手を押さえる。

「ちくしょー…」

「当麻くん…とにかく治るまで大人しくしててよね。わかった?」

「わかんねぇ。やる事色々あるし…早く退院してー。先生にも、骨がくっついたら早めに退院させろつったしな」

「ダメ!ちゃんと治るまで…ここにいてよ…」

「じゃ…毎日来てくれんの?」

当麻くんは上目づかいで私をじっと見てくる。

そんな顔されたら、学校休んででも来たくなるってば。

「毎日来るよ!当麻くんにみっちり勉強教えてあげる」

「マジで~。まぁそれもいーかもな。こんな時ぐらいじゃねーと勉強しねぇだろし。じゃ、授業料は…」

ドキ

当麻くんは目を細め、フッと笑った。そして、私の指をそっと触る。

「欲しいの、選んどけよ。おそろいでリングつけよーぜ」

とくんと、胸が鳴る。

おそろいのアクセサリー…。

…いいかも。