恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

「…痛そう」

「今は痛み止め効いてるからな。…それよりさ、何で天から聞いた?あいつわざわざ言いに来た?」

「ううん。当麻くんのクラスで…たまたま」

「そっか。…何かされた?」

ドキ

当麻くんは切なそうな表情で、私の唇に手を添える。

キスは…されてない。壁に叩きつけられたのと、卑猥な言葉を浴びせられただけ…か。

どっちも、言わない方がいいのかな。

「ううん、別に。じゃあ今度は当麻くんの番。何で骨折…」

「オレの話、まだ終わってねーじゃん。天に近づくなつったろ。忘れたか?」

「忘れたワケじゃぁ…ないケド」

さっきはたまたま…だもん。近づいたわけじゃないよ。