恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

天ちゃん先輩は、私に一枚の紙を渡す。そこには…病院の名前と住所が書いてあった。

「それにしても、気のつえ~オンナぁ。トーマに言っとけ、殴られた仕返しは元気んなったらオマエに返してやるって」

…嘘っ。私がやったのに、何で当麻くんに!?

天ちゃん先輩は、相変わらずニヤニヤ笑っている。

「そんな…あなたも悪いです。殴るのはよくないけど…突き飛ばされたし、あんな事言われて…黙ってられないし…」

「いやいや、オマエが幼いから何度もトーマはお預けくってんだろ?アイツが何ヶ月禁欲してると思ってんだよ。早く相手してやれよ」

何で色々知ってるワケ~?昨日の事もだけど、当麻くん色々喋りすぎだよぉ。


「そんなのあなたに関係ないでしょ?」

「大アリだね。アイツやんないとストレスたまんの。オレに当たるしたまんねぇよ。ま、よろしく言っといて」

天ちゃん先輩は、ニッと笑って教室を出て行った。

もう…

何なんだろ、あの人。





でも、私の顔はやっと覚えてくれたんだ。

名前は相変わらず、オンナ…

だけど。



さっき私を煽ったのは、当麻くんの為なのかな。

…イマイチ理解できないや。