「カワイイね。お目めまん丸っ」

「だろ~。でも今のオレのが、カワいくね?」

「自分で言わないでよ~」

「写真はいーから、こっち来いよ」

「私、こっちに座る」

ソファから少し距離のあるテレビの横にパイプ椅子がある。

私は敢えてそこに腰掛けた。

寝転ぶ当麻くんは、ちょっと危険な感じが…。

こんな所で押し倒されたら、大変だもん。

背の高い当麻くんが寝転んでても、足首さえ出ない長椅子だし、思ったよりフカフカしてそ~だし、

絶好のポイント…だよね。

もしかして、狙ってた?




「警戒すんなって。…ここでは何もしない」

当麻くんは起き上がると目を伏せて、フッと笑った。




本当に?

信用なんないなぁ。