恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

「オレの何が気に食わない?」


「何がって…」


「こっち来いよ」


絹川くんにグイッと引っ張られ、彼のそばに引き寄せられる。


目の前に迫るその顔は、


思ったよりも…すごくキレイだった。





でも


先輩と同じニオイがするのは…


気のせい?







しばらく彼の顔に見とれてると、


彼の瞳が、さっきみたいにちょっとイタズラっぽい表情になる。


「怒んなよ」


怒る…?


私が言葉の意味を考えてる間に…


あろう事か…





絹川くんは…


私を突然抱き寄せた。







…ーっ!?