恋するキャンディ～私だけの甘々不良彼氏

「さやがオレを好きなら、妬く必要なんかないし。天が何しよーが関係ねぇから」

「あ…そぉ」

ドキドキし過ぎて、絹川くんから目を逸らしたいけど…離せない。

「言えって」

だんだん顔が近づき、目が優しくなってくる。


う…

ヤバい。

…言ってしまいそう。



「言わないとぉ、キスする」

「え…じゃあ、言わない」

「…マジ？」




絹川くんはニヤリと笑うと、そのまま私を引き寄せ、優しく唇を重ねた。

…また昨日みたいに、とろけそうな時間が過ぎていく。



私が言わないって事と、キスしたそうな顔なの…バレちゃったかな。




…絹川くんのキスは

今まで味わった事もないような気持ち良さ。

今日は向かい合ったまま、絹川くんの開いた脚に挟まれ体の両側からキュッと締め付けられる。

キスの角度を変えては…

その度に、私を見てフワリと笑うんだ。



う…

何なのこのギャップ。




いつもは攻撃的な視線なのに、キスの時は限りなく優しい顔と手つき。