恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

先輩の顔色が一気に変わる。


「うわ、お前…絹川(きぬかわ)?」


「わかったら早く出てけよ」


先輩はチッと舌打ちして、彼から手を離し、私の顔をチラッと見ると、気まずそうな顔をして、


そのまま部屋を出て行ってしまった。





…もしかして、私も


助かった?






私の前で恥をかいた先輩が、彼らに何かしなきゃいいけど…。







どうしたらいいかわからず立ち尽くす私に、


鶴くんが話しかけてきた。