恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

うわっ…


怖っ。


彼は、初めから鶴くんと一緒にこの部屋にいた生徒。


黒髪に眼鏡だし、一見普通の男の子なんだけど…。


先輩と…同じ目をしてますよぉ!?






「…んだぁ?てめぇ」


先輩はやっと声を発すると、そう言って彼を睨み返す。


でも彼は全く怯むことなく、ニンマリ笑う。


「そっちこそ、オレのシマにいきなり割り込んできてデカいツラしてんなよ?

怪我したくなかったら…黙って帰んな」


「あぁ?…ざけんじゃねーよ。ムカつくツラしてんな…お前」





先輩は彼に掴まれた腕が振り解けないのか、二人の腕は小刻みに震えていた。