窓口で悟が、名前を言うと女は鍵を渡して 「あちらの13番の閲覧室になります。」 と言って場所を指差して教えてくれた。 悟は、一礼して愛未を連れて閲覧室に入る。 「こんな小さな町なのに閲覧室があってしかも、閲覧室は広い!凄いね!」 大はしゃぎの愛未を放って悟は、すぐにパソコンの電源を入れて地元紙などを調べ始めた。 35年前の地元紙には、大きな見出しの記者が三面を仕切っていた。 『明月高等学校の女子生徒が教室にて自殺。手には、遺書。原因は今のところは不明』