旅館とはいえ、今のセキュリティ強化時代に合わせ部屋には鍵をかけられる。
そして、ホテルのようにフロントがあり女将よりも安心できる。
「お気をつけて行ってらっしゃいませ。」
フロントにいわれて二人はホテルを出た。
悟は、背後に女将の強い視線を感じた。悟は、それを感じながら良好良好と心の中でくすくす笑いを漏らしていた。
「女将、大丈夫ですか?」
フロントの青年に言われて女将の渚(なぎさ)は、なんとか微笑みを返した。
「大丈夫よ。」
渚はそう言って奥へと下がって行った。
忘れさせない。
絶対に……。
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