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「あっ、もしもし。悟だけど、高遠?今、忙しい?」
悟は、同業で友達の井島新聞社の高遠高遠(しん)晋に電話した。
「今は、暇だ。」
晋は、そう生あくびをしながら返してきた。
「もしかして、昨日遅かったのか?」
悟は、電話をする時間帯を間違えた気がしてそう聞いた。
「いや、ただの寝すぎ。で、なんの用?」
晋は、眠たそうに言った。
「実はさ、今連続自殺怪事件を調べてたんだけど…高遠の新聞社にも杉並侑菜から遺書は届いていたか?」
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