「中心に居たのは、美幾だった。その横には志保が居た。私たちはその二人から見放されたくなんかなかった。だから、一緒にイジメた。」
衣理が告白する中柚依は顔を真っ青にしていた。
「柚依ちゃん、大丈夫?」
悟は心配になって声をかけた。
「次は…私たちだよ。私たちが…死ぬ番なんだよ!」
柚依は興奮気味に言う。
「どうして、そう思うの?」
悟は柚依に聞いた。すると、柚依は悟をキッと睨み付けた。
「だって、こんなに死んでるんだよ!次は私か衣理だよ。」
柚依は、言ってまた俯いた。
「大丈夫だよ。うちらは、侑菜と仲良かったじゃん。」



