横に居た柚依と衣理がいつの間にか居なくなっていた。 『やっと…あんたの番だよ…。』 身体が恐怖に支配されていく。 冷たい手が肩に触れ頭をゆっくりと撫でる。 「美幾…やめて…。」 歯をガチガチと鳴らせながら志保は言う。 『やっと…この時が来た…。』