「愛未―!!」 悟は、叫び走り出した。 いま行かなければ、いったいなんの為にこの事件を追っていたのか解らなくなるし大切な妹を失うことになる。 「愛未ー!!逝くなぁぁぁぁー!!」 悟は、力の限りに叫んだ。 「お兄ちゃん?」 愛未は、振り向いた。 <愛未……?> 愛未は、兄に気がついた。 「侑菜っ、ちょっと待って!」 愛未は、兄が気になって足を止めた。侑菜は、許さなかった。 <愛未っ!行かせないわっ!> 侑菜は、愛未の腕を力強く引いた。愛未は、侑菜を見つめる。