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「愛未。お兄ちゃん…また、調べに行ってもいいか?」
眠っているだろう妹のドア越しに声をかけた。
「お兄ちゃんっ!」
案の定愛未が出て来た。悟は、苦笑して愛未を見つめた。
「行くか?」
悟は、静かに聞いた。
本当は、行かせたくない。それでも…一人にしておく事が出来ない。愛未の……『死』が迫っていた。
「うん…行かせて。」
愛未が美しい瞳を向けて言った。悟は、妹の頭を優しく撫でた。
「なに?」
可愛い声としぐさで愛未は、聞く。
「否、なんでもない。早く用意しておいで…。」
悟は、妹に優しく言って部屋に戻した。
愛未は、不安で一杯だった。自分さえも侑菜の標的になっていると知ってしまったからだ。



