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「校長先生。」
呼ばれて学校長は、書類から目を離して声の方を見た。
「やぁ、お姫様。」
学校長は、そう女生徒に言った。女生徒:山田(やまだなな)奈々は、クスクス笑った。
「“お姫様”って、懐かしい。」
奈々は、言って学校長の前に歩み寄った。学校長は、奈々の手を取って膝の上に座らせた。
「いつでも可愛いね。」
学校長は、言って奈々の頬にキスをした。二人は、甘いひと時を過ごす。
「所で先生。侑菜の供養ってどう言うこと?」
奈々は、一番の疑問をぶつけた。
「奈々は“呪い”って信じるかい?」
学校長は、奈々にそっと静かに話しかけた。奈々は、首を振った。
「私も信じてはいなかったんだ。でも…な。最近は、信じるようになった。」



