「侑菜…どうしたら……いいの?」
愛未は、声に怯えることなく語りかけた。
<私は…ずっと……忘れない。哀しみも怒りも苦しみもそして、憎しみと怨みも…私は、忘れられない……。>
愛未にそう言った。愛未は、落ち込んだ。
どうやっても、侑菜の心は癒されないと愛未には解ってしまったのだ。
「侑菜…私も殺すの?」
愛未が弱々しく言った。しかし、もう“声”は何も答えてくれなかった。
「ようこそ、我が宿へ。」
女将の渚は、お客様を出迎えた。
皆には、渚に見えているが本当は渚ではない……。渚の“罪”だ。
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