2 「愛未、愛未。また、こんな所で寝てたのか?ダメだって言っただろう?」 声をかけられて愛未は、ゆっくりと瞼を開けた。すると、もう外は、夕暮れだった。 「あっ…もう、こんな時間?」 愛未は、時間の流れに驚いた。そして、気を失う前に会った侑菜の亡霊のことが“ユメ”だったように思えてならなかった。 「愛未、具合はどうだ?」 悟は、ぼーっとしている妹に声をかけた。 「うん…大丈夫。」 愛未は、静かに言った。