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「おい、楠木。記事上がったか?」
「おはようございます、デスク。」
「おう。記事見せてみ。」
編集長は、悟に手を出して言った。悟は、ニヤリと笑って
「どーぞ。」
と、渡した。編集長は、悟の背中を叩いて机に戻って行った。
なんとか悟は、記事に出来た。第一弾は、頑張った。
愛未は、ようやく学校に戻った。しかし、学校でも侑菜たちの学校の色々な噂が飛び交っていた。
愛未は、まさかその呪いかも知れないモノに狙われているなんて…人には話せなかった。
今でも、携帯電話鳴るのが怖い。夜も、なかなか眠れない…。侑菜が、逢いに来るのだ。自分を迎えに来ている。



