「はぁっ、はぁっ…。」
彩禾は、胸を押さえながら頑張って走り続けた。
「さぁ、此処に入って。」
珪は、彩禾に言って古びた廃屋に入った。彩禾は、珪しか信じられず黙って中に入った。
「ごめんなさいね、彩禾ちゃん。でも……あなただけでも助けたいの!」
彩禾は、珪の言葉にホッとしたし心強さを感じた。
「他の子も…助けたかったんだけど……。間に合わなかった。でも、あなたを見つけた。侑菜ちゃんに何をしたのかは……いいけど、これで解ったわね。」
珪は、静かに言った。
「解ったでしょう?人を“たのしい”と言うだけで、イジメてはイケないと……。」
彩禾は、言われて頷いた。珪も笑顔で頷いた。



