女は、女将の真似をして答えた。フロントを任されている青年は、返事をして下がって行った。
「ふふふ……あははは…これで…犠牲者が減ったわね、喜びなさい。」
<やめて……樹莉。もう…許して……。>
渚は、泣いていた。心の中で…身体は、かつての心友の亡霊の手に堕ちいたが……。
女は、言って部屋のカーテンを開けた。血生臭い部屋に半年ぶりに光が射した。
「さぁ…終に向けて……行きましょうか…憐れな……私の心友よ……。」
女は、言って窓も開ける。すると、冷たい風が部屋に入って来て血生臭さを薄れさていく…。
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