人(ヒト)間の、欲は根が深い。 樹莉は、両親の前では仮面優等生をしていた。両親は、娘がイジメに遭っているとも知らずに娘に過度な期待を寄せていた。 樹莉は、毎日トモダチだった者を呪う。両親にも日増しに、不満が募っていた。 忘れられるか…… この怨み。 忘れられるか…… この哀しみ。 忘れられるか…… この虚しさ。 何処かで誰かが泣いていた。