… … … … … … … 「美幾ー起きてるのー!」 母親は、娘に階段の下から声をかけた。しかし、しばらくしても下りて来ない。母親は、心配になって娘の部屋に向かう。 「美幾、いつまで寝てるの!」 母親はドアの外から声をかけた。しかし、やはり返事が無い。母親は、ドアノブに手をかけて中に入った。 そこには…… 「きゃぁぁぁぁ!!」 けたたましい悲鳴が閑静な住宅街に響いた。 「なんて声を出してるんだ!近所迷惑だぞ!」 そう言って入った父親も大きく悲痛な悲鳴をあげた。