義弟の母親が止めに入った。しかし、義弟はやめなかった。
「さっきようやく連絡が取れました。」
義弟は、そう言って姉のところに向かった。
「おいじぃねぇ…おいじぃ…おいじぃ…つぅぎぃぃのぉぉぉ…獲物はぁぁまぁだかなぁ…。」
沙織は血にまみれながら言った。周りには無数の骸が転がっていた。
沙織の意識は外には出ることは出来ず侑菜(?)に、乗っ取られていた。
「内橋さん。入りますよ。」
獲物がまた、入って来る。
誰も沙織に殺されているのを知らない。沙織の病室に入ったら二度と生きて病室を出ることがないからだ。誰も、沙織の病室内を語れないからだ。



