報復サイト~正義の死(バツ)を~

  

 昨日まで友達だっと思っていたみんなが自分を笑っている。ショックだった。


「美幾ちゃん!大丈夫?」


 声をかけられて美幾は振り向いた。


「…侑…菜…。」


 そこには、昨日までイジメの対象になっていた杉並侑菜がいた。


「侑菜。そんな奴放っときなよ!」


 みんなが侑菜にそう声をかける。
 美幾と侑菜の立場はたった1日で逆転していた。


「だって、可哀相じゃない。」


 侑菜の哀れみの言葉に美幾は悔しくなった。


「イジメられっ子のあんたなんかに哀れまれるなんて、最悪よ!」