6 衣理は、追われて追われて辿り着いたのは学校だった。 「はぁっ、はぁ。」 衣理は、とりあえず正面玄関から中に入って下駄箱の横に身を潜める。 「衣理…。苦しかったの……。私…ずっと、苦しかったの……。」 衣理は、膝を抱えて震えながら身を潜める。 「(助けてっ!)」