二人は、自分の仕事をしっかりする。 「誰かぁ…私を……助けてぇ…。」 病室で沙織は、呟く。横には看護師が血だらけで倒れている。 「忘れられるか…… この怨み。 忘れられるか…… この哀しみ。 忘れられるか…… この虚しさ。 」 沙織は、泪を流しながら虚ろな瞳をあてもなく何処か向けて言う。 「内橋さん。」 看護師が入って来る。 「大馬鹿者っ!」 叱咤する声に怯えて看護師がドアに背中を付けて沙織を見た。 「なぜぇ…誰もぉ…言うことを聞かぬのだぁ……。」