4 ようやく駅のホームについた衣理と父親は一息ついた。 「少し、ここで待っていておくれ。」 父親は、言って駅の事務所に入って行った。衣理は、しばらく待つことにした。 「にゃあぁ。」 衣理の耳に猫の声が届く。衣理は、ゆっくりと振り向いた。すると、そこには金色の目の黒猫が座っていた。 「お前…。」 「にゃあぁ。」