衣理は、手紙を床に落とした。『死』の恐怖が自分にも迫っていた。 そして、自分も殺される。確実に。 「ど、どうしよう。」 急に全てが恐ろしくなった衣理は、部屋の中を歩き回った。 「衣理……。いつも、苦しかった。いつも……いつも…。」 静かだが力強い声が聞こえてきた。 「誰なのっ!」 衣理は静かに聞いた。 「忘れたとは……言わせない…。」