報復サイト~正義の死(バツ)を~

  

「待てぇぇぇぇ!」


「お仕置きしてやる-」


 叫んでみんなが美幾を追いかける。みんなの目は血走っていて異常だった。
 美幾は走っているうちに住宅街を出ていた。周りを見ると人気の全くない道を月明かりだけが照らしていた。


「助けて…。」


 満身創痍の美幾は誰に言うわけでもなく呟いた。


「死ねぇ-」


 いつの間にか追いついていた者に言われて振り向くとそこには、金属バットを振りかざす父親が立っていた。
 そして、振り下ろした。


「きゃぁぁぁぁ!!」