「恐い…わよ。当たり前でしょ。」 愛未は、口を尖らせながら言った。悟はそんな妹の頭を撫でた。 「次、行こう。」 悟は、笑顔で言ってタクシーに乗り込んだ。二人は次の同級生宅を目指した。 「ねぇ…聞こえる?」 薬がきれて沙織は暗い病室に起きていた。 「目が…覚めたんですね。」 鎮静剤を打った看護師は入ってそう声をかけた。 「ねぇ…聞こえる?聞こえるでしょ…?」