悟に言われて愛未は元気よく頷いた。 「衣理…聞こえた?」 震える沙織はそう言ってきた。 「沙織…?」 衣理は、怯える沙織を見つめて首を傾げた。 「聞こえたでしょ?」 震える声で沙織は言った。衣理は沙織の言っていることが解らなかった。 「あぁ…ぁあ…!」 心底叫ぶ声が衣理の恐怖心を掻き立てた。 「やめて!変なことを言うのはやめて!」 衣理は、半ば怒鳴るように言った。しかし、沙織は目を見開いて叫んでいた。