急な声に驚いた。二人は辺りを見回した。 『今、手を引いたら…許してあげる…。』 「誰?」 愛未が、言う。 「おふざけなら…許さないぞ。」 悟は、強きに言った。 『手を引きなさい。かわいい哀れな子たちよ……。』 「お兄ちゃん…。」 震える声で愛未は兄を呼んで服にすがった。 「大丈夫。静かにしてろ。」