治癒術師さんに取り憑いた魔導師さん



「通行手形って、どんな場所にいても、またここに来れるんですか」


「時と道が揃えばそうだな。月が出ていて、なおかつ、その月が映る水面――鏡でも構わぬが、あくまでも道として使うため、己が体が通れるものを使え。

アリスと来たのだろう?それを見本とし、時と道を準備したら、余の名を呼び、こちらに来たいと祈れ。後はそれを聞いた余が通してやろうぞ」


アリスちゃんのことを思い出す。確か、指輪を出して、詠唱していたかな。


ならば同じことをすればまたここに来れる。――よりも、こんな綺麗な物を貰ったのに感動だ。


友好の証。
信頼に値する人物だと、こんな凄い人に認めてもらえるなんて嬉しい。


「好きな時に来るが良い。またお茶会でも開こうぞ」


「はいっ、ありがとうございます」