治癒術師さんに取り憑いた魔導師さん



横にいた彼に聞く。

何だかんだ言っても、やはり彼が私のお願いに応えてくれたのは紛れもなく。はっきりと言えば、これは彼が勝利したことによる景品だ。


戦い、勝った彼が得るべきものだけど。


「全ページならともかく、一ページじゃな……。それに欲しいともあまり思わない。だって俺、もう欲しいモノは持っているから」


微笑み、言われる。
私を見ている辺り、彼の言葉の意味がよく伝わる。


「あ、俺は持たれている方なのかな。ユリウスの物だけど、一緒にいられるならそれでも満足だ」


「私は不満です」


ふざけた感じでひどいなぁ、と言う人から目を離し、ラグナロク様へ。


聞いてはいただろうが、きちんと答えを伝えようと思い。