ひとしきり笑った後に、ラグナロク様が改まり、口を開いた。
「さて、一連の流れを聞いて、どうやらそなたはアフロディーテを勘違いしておったみたいだが、どうする?
十年かかるが、受け取っておくのに悪いことはない」
魔物の目を、ちらりと見てしまう。
どうするべきか、迷う必要もないこと。
「十年もかかるんじゃ、必要ないです。十年かかるってことは、十年もの時間を、それに費やすということじゃないですか。
だったら、私はまた別の方法を探し回った方が良いです」
「そうか。ならば、別の一ページはどうだ?何か、知りたい英知はないのかえ?」
「え、と……、私は人を治せる能力しかいらなくて、それはもう持っているんで、特に……。あ、シブリールさんは何か欲しいページはないんですか」


