「…………、十年」
「頑張ればいい。得た知識を実行できる解読に励むんだ」
「十年、十年……」
「ああ、俺も手伝うよ。ユリウスと離れるのは辛いが、十年もベッタリしていれば、少しは辛い気持ちも和らぐだろう」
「十年、も……」
「まあ、どっちにしろ十年も一心同体ならば、離れた以降もきっとベタベタラブラブだし、二人の間には七人ぐらい子供が産まれている時だろうし、とりあえずは頑張って一人目を」
「人が絶望している時に変態要素を持ち込むなっ!」
脇に一発ぶちこむ。
図らずも、破けていた服のところに。
ふらふらとした彼だが、もう構うもんかっと、つうか知らないっと、そっぽを向いて、また絶望に浸る。


