治癒術師さんに取り憑いた魔導師さん



自分に起こったことを見れば、次はラグナロク様。


――どうやら、見逃したらしい。


もうそこには、ドレスを修復した彼女がいたんだから。


布地を押さえずともはだけないとなれば、綺麗に縫合されたんだろう。


綺麗と分かるのは、着ているドレスにシワがなく、彼女のボディーラインにあっているから。


紅茶色だったドレスが、色合いに少し多く赤色混ぜた色になっている。


スカート部分にあった刺繍も緑色となっているし、想像でモノを言うなら、バラがドレスになったのか。


彼女の周りにあったバラは消えていて、変わりに出たのがそのドレス。


光沢があり、肌触りがツルツルとしていそうなドレスは、生花の花弁を思い出させる。