「シブリールさん……」 「目を閉じて、思うのは俺だけでいて。他のことは考えないように。君が必要なのは、この俺だけなんだから」 彼が話す度に瞼が重くなる。 とろん、と体の力が抜けるのならば支えられた。 いつかと同じ感覚――でも、いつだったのかも思い出せない。 ただ眠い。 冬眠でも出来そうなぐらい、ねむく、て―― 【告ぐ】 彼の声が、頭をよく響かせた。