嫌なイメージは確かに嫌なものだ。
だけども、どちらにせよラグナロクは世界を守っている。
世界を守るとは、世界の住人も同時に守っているということだ。
戦争紛争で、人が虐殺されるのを見ているだけはやはりいただけないが、それでも、世界の終焉を実現させる者たちを管理しているだけでも讃えることが出来そうだ。
「ラグナロクは……アフロディーテの称号を持つと聞きましたが、それだけの実力がありながら、どうして表舞台に立たないんですか。
ほら、そんな強い人が見張っているぞー、となったら、誰も争わない平和な世界が出来そうですけど」


