治癒術師さんに取り憑いた魔導師さん



分かっているから、私は目を閉じた。


確実にアリスちゃんを救うため、無我夢中の助けたいではなく、きちんとした救いがあるならば。



「お願いします」



声を出した後、ふわりと何かが頭の中で消えて、い、……………







【告ぐ。我、其の主人となる魔の意識なり】