【続編】カゴの中身

お仕事して、家に帰れば囲まれて。



疲れないんだろうか…。



「ぜ~ん、風呂~」

「雷と?俺ひとりでいいのに」

「うるせぇよ。入るっつったら入んだよ」

「仕方ねぇな。入ってやるよ」



善も雷さんが大好き。



口には出さないけど、雷さんのことを慕ってる感じが伝わってくる。



とにかくうちは幸せな家族。



「ママ~…」

「ねんね~…」



さぁ、あたしも寝かしつけの時間。



最近は朝までぐっすり眠るチビ達。



子ども部屋にある大きなベッドで川の字になって寝かしつけ。



「早く寝ないと虫来るからね~」

「「虫やぁ~!!」」



虫が大嫌いな女の子ふたりには効果覿面で。



やっと眠りについた。



しばらくは熟睡したことを確かめるため、動けずにそのままだけど。



寝息が聞こえてからスイッチひとつでつく監視モニターの電源を入れ、静かに部屋を出る。



善は寝たかな?



これは毎日絶対かかさないこと。