結局、家に帰った時には大荷物。



「善、新しいボール」

「マジ!?ありがとう!!」

「天にはコレだ。好きだろ?バイク」

「天にラジコン早くね?」

「俺と一緒にやるからいいんだ…。で、厘にはオモチャ!!舐めてもいいからな~」



なんて、リビングで大量にモノを散らかす俺に突き刺さった視線。



アレ、怒ってね?



「ねぇ、雷さん?」

「な、なんだよ…」

「どっかに旅行にでも行ったんだっけ?すごい量のお土産だね?それとも誰かの誕生日だった?」



ニッコリ笑ってる留宇が怖いと思うのは俺だけだろうか…。



善はボールに夢中、双子はドレスに着替え中。



天はラジコンの箱を開けるのに必死で、厘はバタバタ。



俺、冷や汗がタラリ…。



「来月のお小遣いカットだから」

「はい…」

「あたしにはなにもないし!!バカ雷さん!!」



えっ…?



お前もなんか欲しかったわけ?



その辺は大丈夫だ!!